59歳の時にドラムを習い始めました。それから1年、どうにか続いています。楽しいです。
60歳の習い事 ドラム習ってみた
難聴、メニエール病と耳のトラブルを経験しているのですが、今でも通勤時のイヤホンでの曲鑑賞が止められません。仕事に向けてテンションを上げるためにも毎日聴いています。日によって、頭に響く音源が変わります。ギターのフレーズだったりドラムのリズムだったりと。昔はピアノを習いたいと思っていました。その次はギター。そして60歳を前にドラムという選択肢が現れました。一生のうち一度はドラムを叩いてみたいなぁと軽くは思っていましたが、まさか本当にドラムを習いだすとは私自身がびっくりです。ピアノもギターも実現していなかったのにです。
ヤマハ大人の音楽教室 3ヵ月レッスンに行ってみた
いざ、ドラムをやってみようと調べてみると色々な教室がありました。レッスン時間は自由に選べる。月謝も安い方がいい。確実に通えるところ、先生との相性もありますし、どうしようかと思って検索を進めていくと、会社の最寄駅にヤマハの音楽教室があり、たまたまドラムのレッスン体験日が近々にありました。ヤマハ音楽教室は振替レッスンもなく、月3回、施設費もあり、ちょっと迷うところもありましたが、話を聞きに行ってみると、すでに50代の方の体験レッスンの予約が入っていて「お仲間がいますよ。楽しいですよ。」と言う受付の人の言葉に押されて体験を受けることにしました。
ヤマハ3ヵ月レッスンだと毎月の月謝・教材費のみで3か月間受講し、そのまま継続入会すれば、入会金はいりません。とりあえず3ヵ月通えば、ドラムを叩いてみたかったという自分自身の要求が満たされて終了でいいかなと軽い気持ちでした。3ヵ月を過ぎても、こちらから辞めると解約を申し出ない限りは最初の手続きから契約は続きます。4か月目からは施設費が加わり1か月合計10,835円だったところ物価高で途中月謝が上がり、今は1か月11,935円です。
まったくの初心者、ドラムを叩くのは難しいと思っていました。まず手足4本別々の動きができるのか、、、、、、、、、、、出来ません。
手だけならリズムに合わせて別の動きはできますが、足が1打入った瞬間、今まで動いていた手が動きません。右手と左手、右手と右足、左手と右足、2つなら叩けても、もう一つ加わると今までのリズムが止まるのです。頭ではわかっていても手足が動かない。そんな日々の繰り返しです。でも少しずつリズムが叩けるようになり、あこがれの8ビートを叩けるようになっていました。
8ビートが叩けるようになったら、曲を聴いても、このリズムはこのパターン、これはあそこを叩いている音だ。とドラムの音が今までよりも心地よく、今まで以上に曲を聴くのも楽しくなりました。
ドラムレッスンを1年続けましたが、思うように叩ける時もあれば、アレ?と思うほど叩けない時もあり、リズムが取れたり取れなかったり、1つ新しいことを覚えると、その前のことが抜けたりと、やはり歳だなぁと思うことは多いです。頭も体もフル回転で、レッスン後には、ひと運動してきたようにびっしょり汗をかいていて、スッキリ感もあります。
レッスンは1つの課題がクリア出来ると、また次の課題が難しいですが、シェイクビートやハイハット・オープンなど、まったく叩けなかったことが叩けるようになると、あぁ楽しい。そして曲を聴いては、自分が叩いている気分になって、また楽しい。
60歳 ドラムレッスンは年齢を考えて気楽にほどほどがいい
ドラムを習い始めてからは、毎日少しでもスティックを握った方がいいだろうと、練習用パットを購入して毎日10分程叩いていました。半年程経ったころでしょうか、今までの持病、手の痛みが、このままではヤバいかもというくらいの痛みになっていました。
グループレッスンの方に迷惑を掛けないようにこの曲を完璧にしようと、個人的にスタジオを借りて1時間叩きに行った事もあります。その後一週間は全身の不調で大変でした。
もともと、手が痛い、指の変形、腰が痛い、膝が痛いで整骨院に通っていました。
また受診を開始して、「久しぶりに受診してきたかと思えば、まさかのドラムを習いだしていたとは面白すぎる」と先生に言われてしまいました。そうなんです。バカなんです。日常生活もつらいと何年も通院していたのに、まさかドラムを習っているなんて、自分でもびっくりです。
精神的には好きなことをするのはいいので、すぐに止めなさいとは言わないけども、ほどほどにしないと最終的には手も手術をしないといけなくなる。日常生活も気を付けてと前から言われていたので、日々の練習は止めることにしました。今は、月3回、レッスンの時間を楽しむことにしています。グループレッスンは5歳下の方と一緒ですが、事情は分かっていただけて、「私も一緒ですよ。気楽にこの時間を楽しみましょう。」と言っていただいてます。
リズムが頭から離れない時や、おさらいをしたいと時には、お風呂に入った時に湯舟に浸かりながらお湯を軽く叩くくらいです。
60歳の習い事、今からプロになれるわけでもないし、これで十分だと思うことにしました。ドラムレッスン、もう少し続けてみるつもりです。