京都祇園 弥栄会館の解体 NHK解体キングダムが面白かった

京都祇園 弥栄会館の解体 NHK解体キングダムが面白かった

なにげなく見た番組でとても面白かったNHK「解体キングダム」

京都祇園にある祇園甲部歌舞練場、弥栄会館の場所に帝国ホテルが建つというニュースを聞いた時、遠い記憶が蘇りました。小学3年か4年の頃、お友達がお琴の発表会をするので見に来てねと誘われて、他のお友達と一緒に行ったのが、今から思えば弥栄会館でした。

薄暗くて、学校に昔あった木造の古い校舎の雰囲気があり、講堂より広い舞台、子供ながらになんとも情緒があり、面白い場所だなとお友達の発表の番が来るまで弥栄会館の中を探検していたことが遠い記憶の中にぼんやり残っています。なのでマンションなどになるのではなく、ここに帝国ホテルが出来ることを嬉しく思っていました。

帝国ホテル 京都における新規ホテル計画の実施を決定

ある日、何気にTVから流れてきた祇園歌舞練場、弥栄会館という言葉に反応して画面を見たら、帝国ホテルの建設に向けて弥栄会館を解体する番組が流れていました。

そこから番組に釘付けです。

帝国ホテル京都は弥栄会館跡地に出来るのではなく、弥栄会館の建物を一部残して合体した形で建設されるため、上手に解体をしないといけない。その解体の様子を映した番組です。

2021年12月にここの前を通りました。中ではこんなことが行われていたのですね。映像を見て感動です。周りが観光地、お茶屋さんなので作業も大変だとか。レンガ、タイルは剥がして洗って乾かして再利用するなど… 解体用の足場が組まれているので、弥栄会館の外壁、模様が間近で映し出されています。外壁を飾っているテラコッタについても調べています。京セラ美術館も同じ時期に建てられたいたとか、タイル博物館(INAX 愛知県常滑市)では帝国ホテル本館のタイルについても。

おもしろい!!

建物を解体するって大変なことですね。街中でもシートが被っていると思っていたらいつの間にか更地になっていて、解体の現場をずっと見ることはないのであまり関心はありませんでした。特に今回は歴史的建物で一部を残すという超難関な話。2022年3月までが解体工事、4月からは帝国ホテル建設の工事が始まるようで、今はもう4月、特に何もニューズは聞いてないので無事に終了したのでしょう。さすがプロ軍団、職人さん、責任者さん、解体に携わった方お疲れ様でした。そして今度は残した弥栄会館の一部と合体させたホテルの建設ですね。ホテルの開業が待ち遠しいです。

NHK解体キングダム 「京都祇園のシンボルを解体せよ」2022年3月5日放送

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